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2006年04月10日


連日、《運命》というのも、これ又、運命!?(^^;)
まぁ、井上ミッチーも、佐渡殿も、け~‐‐っ局ようわからんかったChris(*_*)
大阪中之島にあるフェスティバルホールも初めてで、
大体、『大阪国際フェスティバル』と言う催しが、48回もされてたこと自体
全く知らないでいた。。。

チケットの裏には、『国際フェスティバルの性格にふさわしい装いでお越しください』
・・・う~~~む。ドンナンや!?

しかし、Naokiと服装を気にしながら会場にはいると。。。
な・る・ほ・ど・・・
タキシードのいかにもセレブっぽいシニアの方や、イブニングドレスの乙女など
ちょっとした社交場(@_@)
会場自体も、年期があって、とっても渋~い作り☆

今日は、何日間かのこの催しの初日と言うこともあり、
淀工のファンファーレ。雅楽。から、神々しく幕は上がった!

さて、スロヴェニア・フィルの登場!
スロヴェニア?う~~ん。どこ???
でもまぁ、有名そうやし、ドンナンかな?
・・・と、まずは、1曲目
M.ブラヴニチャル 交響詩《クラ-リュ・マティアージュ(マティアージュ王)》
作曲家も、勿論曲も全く聞いたこともない
しかし、曲としては、なかなか元気が良くって、楽しい曲。
1曲目としては、イイ感じの曲
オケの印象は、ふ~~ん。。。悪くはないけど、感動まではないかな?
Naokiは・・・
『打楽器、巧いな!』
『そうなん?あんまし、感じんかったけど^^;』と、私。

そして、2曲目。
なんと、アレクサンダー・ギルディン登場!
エッ?この催しの、何日目かにリサイタルをするピアニスト☆
なんか、とっても得した気分♪
そして、曲は。。。
チャイコフスキー 《ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調》Op.23
アアッ!この曲。なぁ~んだ知ってる(^_^)v
最初の、オケと、ピアノの掛け合いのように、素敵に始まり、
ある時は、とてもアグレッシーブに、
そしてある時は、1音が、会場に響き渡る澄んだ水の音のように、
もう、完全にピアノそして、オケの巧さに虜になってしまった!

アレクサンダー・ギルディンと言うピアニスト。
パンフの写真は、!?実物は、とっても優しい目をした大きな人
数々のコンクール入賞。
国際チャイコフスキー・コンクールでは、最年少で入賞を果たしている。
・・・・なるほど。。。
29才。あれだけの凄いタッチの演奏後でも、全く疲れを見せない。
拍手喝采を受けて、2曲のアンコールを聴かせてくれた♪

そして、休憩が入って、いよいよ
ベートーベン 《交響曲第5番 ハ短調 運命》Op.67
じゃじゃじゃじゃ―ン
エッ!?何これ!
最初の音から違う!
明らかに違う!
軽いとか、重いとか、速いとか、遅いの問題ではない。
とにかく、イイ☆!!!
各パートが、それぞれの持ち味を存分に生かして聞こえてくる。
混ざり合うことなく、喧嘩することなく、それでいて、しっかりマッチしている!
ああ・・・
ベートーベンは、こんな風にイメージして、この曲を書いたのだろうか。。。
悲劇と、真摯に向き合い、そして、克服していく
正にそのイメージを、
このオーケストラの1つ1つの楽器によって創り上げているようであった!
ちょっと小柄な指揮者ジョージ・ぺーリヴァニアン
分かりやすい的確な指揮で、グイグイ、オケを引っ張っていく。
最後の方の、運命を克服するようなところでは、
胸を張り、腕を高らかに上げる様は、
伝説のロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーを思い起こさせた!

《運命》って、こういう曲だったんだ。。。
と、初めてこの曲が理解出来た気がした。
そう言えば、どこかの指揮者が言っていた。
クラシックはロックなんだ!
体で感じる魅力。

そして、忘れてはならないのが、打楽器。
この《運命》では、ティンパニーのみなのだが、素晴らしい!の一言に尽きる。
Naokiの先生がおっしゃっていたそうである
『本当に巧い打楽器というのは、「あのティンパニーの音が良かった」とかで、
目立って聞こえるものじゃなくって、オケの中にとけ込んで、それでいて、ちゃんとその役目を果たし、盛り上げるところではしっかりオケ全体を盛り上げ、静かに聴かすところでは決して、邪魔にならないが、心地よく響く』と言うもの。。。
正に、このオケのティンパニーはこれであった!
『不思議なティンパニストや。。。』と、Naoki

そして、勿論会場を感動の波に変えて、演奏は終了。
・・・が、拍手は鳴りやまない。
あれだけの素晴らしい演奏の後なのに、ぺーリヴァニアンは、ニコニコ平常心♪
会場に手を振ったり、おどけて見せたり、
そして、アンコール

おお♪《ハンガリー舞曲》
もうノリノリで、素敵な演奏
そして、またもや、アンコール
『エッ。もう1回?』と、人差し指を立て、観客に聞くぺーリヴァニアン
会場から、『アンコール!』の声
これが、何度も続いた。。。
あれだけの大曲の後なのに、次から次へと、色んな曲
アンコールの嵐である。
『エッ。もう1回?イヤイヤ、もう無いよ^^;』と、手を横に振っても、
『もう1回?本当?じゃ、もう1回』と言った感じで、
私達はおねだりする子供のよう(*^_^*)
《仮面舞踏会》では、会場全体が手拍子☆
静かなところになると、ぺーリヴァニアンがこちらに向いて、静かにの合図
途中で、手拍子に任せて、ぺーリヴァニアンが舞台袖に消えたり、
そして又上がってきて、完全に舞台と、客席が、一体化して、盛り上がって終わった。
もう、大満足。そして、今までしたことのない、ブラボーコール
そして、スタンディングオベーションをしたChrisだった!

世界のオケには、いくらでもとてつもなく巧くって、魅力のあるオケがあると、
改めて思った。
Naoki・・・世界のレベルは、まだまだ遠いぞ!

後日談
あまりの衝撃に、早速スロヴェニア・フィルを検索
東京公演では、フジ子・ヘミングのバックをつとめたようだ。
TVなので、どこまであの衝撃が感じられるかは分からないが、
5/7からの『題名のない音楽会』で、フジ子ヘミングと一緒に出演だそうな。。。
わたし的には、必見!!!





 
slovenian-orch.jpg
 
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