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この前、大フィル。それも、大植さんで盛り上がったばかりなので、
今回の定演は、外人さんの指揮。外人さんのソリスト。
リッチなようで、あまり気乗りのしなかったChrisだったが、
ローマの祭だし。。。
って言うことで、出かけていった。。。

ところがドッコイ!
これがナカナカのコンサートだった(^_^)v
まずは楽曲の面白さ。。。

アダムス《歌劇「中国のニクソン」より“主席は踊る”》
題名からしても、まだつい最近のような現代曲(私がいささか古いのだが^^;)
そう、あのニクソン訪中の時、色んな思惑で、毛沢東夫妻が、
アメリカの古いジャズを踊ってみせる!
と言う奇抜でもあるコンセプトで作曲された曲。
現代曲らしい、いささかコケティッシュな味付けに
難解と言うよりも楽しい想いで聴けた曲だった。

又、指揮者のラモン・ガンバという方
紅潮した顔、一杯の笑顔で、エネルギッシュな指揮振り♪
とっても好感の持てるイイ人物と言った感じだった。

コープランド《クラリネット協奏曲》
(コープランドが、ベニー・グッドマンに捧げたと言う曲)
これ又、金髪長身の魅力的なクラリネットソリスト登場!
マーティン・フロスト
ナカナカどうして、カッコイイだけのスウェーデンの若者ではなかった!
音楽を自分の中で消化して、体の振りもまじえてのクラリネットの演奏は、
どちらかというと、おとなしいイメージのあったクラリネットという楽器に
無限の可能性まで呼び起こしてくれた!
トロンボーンばりの低音を聞かせてくれたかと思うと、
ピッコロのような高音の旋律を奏で、
それが考えられない速さで交差して演奏されたのには驚いた!
まるで、コーラスのように聞こえたのである!

この驚きは、観客全員の拍手となり、何度も何度ものカーテンコールに、
アンコール曲に選んだのが、彼の作曲で
マーティン・フロスト《カデンツァ》
その曲の最初の所では、
ベニー・グッドマンばりのジャズっぽい音色を聴かせてくれて、
その後は、もう超絶技技!
アンコールには勿体ないほど。。。。

それなのに、又もやの拍手で、もう1曲アンコール曲を演奏
グノー《アヴェ・マリア》
これが又、小じゃれた演出!
低音の伴奏となる旋律を吹きながら舞台中央に
それに、大フィルのヴァイオリンや、チェロがメロディを重ねていく。。。
ず~~~と、彼は伴奏をクラリネットで続ける。
よく考えたら、息継ぎをしないで?
本当に、満足のソリストだった!
日本ではさほどメジャーではないが、
きっと人気の出る逸材と感じた!
ちなみに、こちらで、演奏が聴けます(^_^)v
http://jp.youtube.com/watch?v=17DKJziXppQ

そうして、すっかりイイ気分で
ブリテン《ソワレ・ミュージック》を聴いた。
ブリテンという作曲家はこの前の《戦争レクイエム》で知ったが、
イイ意味で現代曲っぽく無いのが、私向き(^^;)
今回の曲は、ロッシーニを意識してバレエ音楽に仕立てたもの。
シロフォンの演奏が、ナカナカ光っていて、小気味いい演奏だった。

最後は、
レスピーギ《ローマの松》
ここに大フィルあり!とでも言いたくなりそうな、
楽しく派手な大フィルにピッタリの曲!
ガンバの指揮も、大フィルとの相乗効果で生きる!
こういう曲をやらせると、大フィルは本当に水を得た魚状態!
打楽器陣も総勢10名!!!
元気で職人技が魅力的(^_-)

明るく、元気をもらって夜の大阪を後にした。。。


 
daifil-411.jpg
 

 
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