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2007年09月07日


こういった催しは、数年行なわれていたが、
ナカナカ入場券をget!するのが難しくて、見れないでいた。
無料で、銀行やら、スタバ。カフェ、ショールーム、デパートetc.etc.
のミニリサイタルや、時間は短いけどその分お安い、本格的な交響曲まで!
1週間の間、大阪を大フィルがジャック!?する(^_-)

しかし、こんなにもお値打ちで、盛り上がることは請け合いのコンサート。
今年こそは!で、選りすぐりのシンフォニーホールでの
《悲愴》をNaokiと観に行った
Naokiは練習があるので、別行動。
私は早速と、カフェでの大植さんピアニストを見に?聴きに出かけたのだが、
やはり。。。大植人気で、会場を見ることも出来ず、入り口でアウト(T_T)

もう仕方なく、大植うちわをもらい、夜のコンサートまで、
阪急にて時間を潰す。。。。


そして、いよいよ開幕!

今回は、大植さんは指揮のみにあらず!?
ピアニスト大植で、
モーツァルト《ピアノ協奏曲 第21番 第2楽章》
中央に配置されたピアノに向かい、大きな振りで優しい音色の
モーツァルトだった。
少し、ゆっくり目?だったことも有ってか、いささか夢心地に。。(^^;)
あま~い音色は、ピアニストとしての魅力はちょっと期待過剰だったかも。。。
やはり、マエストロは、指揮棒が1番お似合い(^_^)v
でも、こんな演出も、こんな企画なら許せるぅ~~♪

そして、普通の定演では有り得ない大植さんの《悲愴》の楽曲としての説明。
第1ヴァイオリンの旋律と、第2ヴァイオリンの旋律。
それぞれが相交わらないような旋律が、1度に演奏されると、
謎解きのように、メロディヤスな旋律が浮かんでくる!と実演も踏まえて説明され、
『他にも、ネタ!があるのだけど、あまり明かすと面白くないので。。。(^_-)』
という事で、演奏が始まった。。。

チャイコフスキー《交響曲第6番『悲愴』》
さすが、大フィル!らしいダイナミックで魅力的な演奏。。。
メロディアスなところも、迫力のあるティンパニで盛り上がるところも、
グイグイ演奏に引き入れていく!
曲名は知ってはいたが、これまでティンパニが活躍する楽曲とは!(@_@)
中谷先生の魅力全開の叩きッぷり(^_^)v
明るく激しく盛り上がるだけ盛り上がって、バーーン!と終わった!
拍手が鳴る。

・・・が、『エッ?』
Naokiは、薄ら笑い。。。
指揮が止ったままの大植さんも、心ではニタッ!だったかも。。。

そして、これは3楽章の終わり。

少し間があって、最終楽章の『悲愴』本題に進んだ。
これも、いわゆるネタ?だったかも(^^;)
『そうよねぇ~《悲愴》と言うテーマで、こんなに明るく終わっていいはず無いモンね』
つい拍手をしてしまった照れ隠しのChrisである(^^;)

最終楽章は、あくまで悲愴感ただよい、暗く、静かに終わった。。。
大植さんの指揮は止ったまま、微動だにしない。
・・・まだ、止ったまま。。。
観客は、拍手をする時を、今か今かと待っている。

待ちきれなくなった観客の少数は、拍手をしてしまう。。。
『ヨッシャ、ヨッシャ、よおやった!』
いらち(あわてんぼの大阪弁)の大阪人らしいところ(^O^)
それでも、暫く指揮は止ったまま。。。
そして、大植さんの納得する曲の終わりとなり、
満席の会場から大きな大きな温か~い拍手が!!!

ここ大阪で、これだけしっかり根付いた大植人気!
大フィルを、心から尊敬し、愛す彼。
大フィルを創り上げて、天寿を全うされた朝比奈 隆さんの
どちらかと言えば、重厚なイメージの大フィルを、
ここまで大植人気で引っ張ってきたのは、本当にすばらしい!
としか言いようのない事である。

これからも、大阪らしい、魅力一杯の大フィルに期待するChrisだった。。。
osaka-classic.jpg
 
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