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2006年05月31日


世界の名だたる音楽学校の学生が、ここ京都に集まって、
数日間コンサートを開くと言う企画
京芸が本格的に参加するのは、久しぶりである。
勿論、Naokiは初参加。

場所は京都御所の前の府民アルティ
こぢんまりした会場は、早めに行ったのだが、長蛇の列!
何とか端の方の席をゲットしたが、ナンと階段に座ったり、立ち見まで出る大入り

27日に、ルーマニア&チェコ
28日に、アメリカ&イタリア
29日に、ロシア&オーストリア
30日に、ドイツ&スペイン
と、ソロやアンサンブルの室内楽が続き、
今日31日は、フランス&日本そしてフィナーレを
ソロ・弦楽オケ・全員でオーケストラで締めくくった!

まずは、フランスのホルンのソロ(ピアノ伴奏)
《ラルゲット》E.シャンブリエ
《演奏会用小品 作品94》C.サン・サーンス
とにかくイケメンのホルン奏者!
まだ、20才とか!?おいしそうぅ~(^^;)
しかし、もう既に国立フランス。オーケストラのメンバーである。
さてと演奏は・・・
なかなかソツがない演奏。
ホルンの音は、甘く舞台全体から響いてきた!
・・・が、もう少しソロだったら、遊んでも良かったように思えた。
注目したのは、やはりイケメンのピアニスト♪
彼は、とっても表現良く、なだらかに歌っていた。

次は、日本の同志社女子大の弦楽メンバーで
《弦楽オーケストラのための日本組曲》伊福部 昭
日本情緒豊かなこの楽曲。
しかし、お祭りのイメージとかを期待して聞いたChrisには、
ちょっと物足りなく思えた。
日本色を出したかったのは分かるが、もう少し活気のある演奏の部分も欲しかった。

そして最後は、オーケストラ
京都と姉妹都市になって、10年のチェコ。プラハ
チェコの大使夫妻もお招きして、
ソプラノのソロ・チェロのソロ
そして、指揮者がプラハの国立アカデミ-の学生が務め、
オケ・コーラスは京芸他の日本の大学。そして、外国のメンバーも入って担当。
曲は、チェコを代表する作曲家の曲を演奏した。

《祝典行進曲》A.ドヴォルザーク
華やかに、楽しく学生オケの始まり
《歌劇「ルサルカ」作品114B.203より『月に寄せる歌』》A.ドヴォルザーク
モデルかと思うほど素敵な歌姫登場!
ソプラノの声は、迫力で圧倒されることまではなかった物の
とても感情的で、魅力のある歌声だった。
《森の静けさB.182》A.ドヴォルザーク
チェロの男性登場
彼のチェロは、表現に富み、つい引き込まれる素晴らしい演奏だった。
オケとも良くあって、中央ヨーロッパの森のイメージで素敵だった。
《スラブ舞曲集より第10番ホ長調作品72-2 B.147-2》A.ドヴォルザーク

《歌劇「売られた花嫁」より『ああ、なんと悲しい』》B.スメタナ
歌姫が又もや素敵なドレスで登場!アリアを熱唱
《歌劇「売られた花嫁」より『大いに楽しもうではないか』B.スメタナ
京芸のコーラスが、高らかに盛り上げる
《連作交響詩「我が祖国」より交響詩ヴルタヴァ(モルダウ)》B.スメタナ
さて、オーケストラのモルダウ!
あの有名なフレーズの前に、
川の流れを表現する弦のなだらかな響き、そしてピチカート
こんな曲だったのかと、今さらながら感心する(@_@)
ちょっと、金管が頑張りすぎて、全体のバランスが悪かった物の、
学生それも寄せ集めのオーケストラとしては、及第点か!?

ティンパニーは今回、先輩の女性が務め、Naokiはめずらしく大太鼓。
Naokiの大太鼓を聞くのは数年ぶりか?
やはり、見る方も堅くなってしまい、Naokiのバチさばきも、
ティンパニーのようには行かなかった。
しかし、ここで思った!
やはり、苦手なもの、経験のないものも演奏していかないと!
たとえ、プロの経験ではないにしても、とてもイイ機会だったように思える。
打楽器は、1まとめにされるが、本当に何種類もの楽器を操らなければならない。
どれも全て得意にするのは難しいだろうが、
苦手意識を持ったら、どんどんダメになっていってしまう。。。
色んな打楽器にもどんどん挑戦していって欲しい!と思ったChrisである。

会場は拍手喝采!
チェコの大使もスタンディングオベーション!
日本人の観客も、次々立って拍手する人も!
『京都で、モルダウを演奏されて、スメタナも喜んでいるでしょう!』
と、たどたどしい日本語で挨拶してアンコールに答えてくれた指揮者の男性学生が、
素晴らしくフレンドリーで、サワヤカ~ナ気分にしてくれた(*^_^*)
アンコールでは、ソプラノの歌姫が、京芸のコーラスに混じって、
ちゃんと日本語のモルダウを聴かせてくれたのも、とっても嬉しかった!
kokusai-fes2006.jpg
 
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2006年05月28日


又、素晴らしいチケットをゲットしたChris
Naokiが忙しいので、勇んで聴きに行った!

フェドセーエフ率いる、モスクワ放送交響楽団演奏の全てロシアプログラムという代物。
フェドセーエフは、30年にも及び、このオケをロシアのトップクラスにまで育ててきた。
ウィーン交響楽団の首席指揮者も8年もの間務めてきた素晴らしい指揮者である。

会場は、兵庫芸文。そして今回の席は初めて2階席。それも、中央!
おそらく、音響的には1番の席ではないだろうか?
しかし、座ってみると、やはり舞台からはちょっと遠目。
そして、背中はほぼ真っ直ぐで、あまりゆったりは座れなかった(-_-;)

ほぼ満席の会場の拍手で、フェドセーエフ登場!
《祝典序曲「1812年」op.49》チャイコフスキー
この曲は、ナポレオンが、この年ロシアに侵攻し、しかし、ロシア軍総司令官の焦土作戦によりロシア軍の反撃を受けて敗退した史実を音楽で描き、1880年のモスクワのキリスト教会の再建の祝典序曲として作曲したものである。

戦闘の様子。ロシア軍の行進を巧く表現して、最後には、鐘や祝砲が鳴り響き、ロシア軍の勝利を表す所では、このオケの炸裂した盛り上がりを見せた!
やはり、本場、史実に基づいている事があるのか、底抜けの迫力があった!

《弦楽セレナード ハ長調op.48》チャイコフスキー
4楽章にも及ぶ大規模なセレナード
先ほどとうって変わって、弦楽器のみで演奏された。
この曲は、『オオ人事・オオ人事』の人材派遣会社のCMに使われてる曲!(^_-)
とてもしっとり、そして、4楽章では、この主題が変奏されて盛り上がり、
情熱的なフィナーレとなって終わる。

《交響曲第10番 ホ短調op.93》ショスタコーヴィチ
スターリン体制下のソヴィエトを生き抜いた作曲家。ショスタコーヴィチ
色んな交響曲を批判にさらされたり、スターリン体制が望む曲を書いたり、
その苦悩は、今となって彼の音楽を聴くと、分かるような気がする。
さて、そのスターリンの死後書き始めたこの10番。
悲劇的すぎると批評されても、
「人類の使命が破壊ではなく、創造にあると言う現代人の思想や希望を表現しようとしたものだ!」と突っぱねた。

確かに、重い暗い1楽章から始まり、不安感が表現されている2楽章
3楽章では、美しい調べの中に、暗号としてホルンで演奏される。
最後の4楽章では、悲痛な調べから、希望の光のような喜びの音楽になって、
大きい盛り上がりの中、曲は完結する!

やはり、ロシアの民族が味わってきた世界を、ロシア人のショスタコーヴィチによって作曲され、そして、ロシア人の指揮者がそのオケで表現すると言うのは、
巧いとか、技巧的な問題ではなく、味わいとして、これがロシアそのものだろうと痛感した!
バックにズラッと配置した、コントラバスの低音がしっかり重さを表現し、
艶やかな弦、そして力強く、情感溢れる管、
とても個性的なティンパニー、戦場を表すスネアーの力強い響き、
皮が破れるのでは!?と思わせるほどの迫力の大太鼓。
特に打楽器は、今まで見た事も聴いた事も無い演奏だった!

ああ!私なんかが聴くより、Naokiが聴いたらどんなに勉強になっただろうに。。。
ロシアらしいオケ。
きっと、それが彼らの求めるものだったに違いない!

ブラボーコールと拍手の中、
2曲も、やはりショスタコーヴィチの曲を惜しげもなく演奏してくれた。
何度もの拍手が終わり、オケの面々が楽器を抱えて舞台を降りる時も、観客の拍手
私も帰ろうと、席を立ったら、ナンと、フェドセーエフ登場!(@_@)
最後の拍手にも、満面の笑みで答えてくれた彼に、又大きな拍手がなった。。。
 
moscow-fil.jpg
 
2006年05月11日


この頃、色んなオケにエキストラとして、参加させてもらっているNaoki
しかし、今回は、関西でも、1,2を争うオケ。京響
本当に、少し。。。
1曲それも、盛り上がりのスネアを1場面だけ(^^;)
しかし、それはNaokiにとって、記念すべきものだったかも知れない。。。

指揮者は、ドミトリ・キタエンコ
いかにも気のイイ、ロシアのおっさんって感じ♪
実は、全く知らなかったのだが、なかなかどうして偉大な指揮者だったと判明!(^^;)
モーツァルトと、ショスタコと言うのも、魅力的だった。。。

会場は、京響のファンなのか、大勢の観客で活気があった♪
京響創立50周年の今年は、色んな企画も目白押しで、
今回始まる前にホワイエで、フルートとビオラのミニコンサートもあった。

さて、ほぼ満席の会場で、
《交響曲大36番ハ長調「リンツ」K.425》モーツァルト が始まった。
「リンツ」とは、オーストリアの都市の名前。
妻を連れて、ザルツブルグに里帰りした後、伯爵に請われて、1週間で作曲初演した曲。
30分弱の交響曲ながら、色んな要素が入って、楽しめた1曲目
チェックは、かの京響首席ティンパニスト、奥村さんの巧さ!
若い時から、ン十年。もう数年で定年になろうという奥村さんの音は、
やはり迫力があっても、とてもオケに馴染んで、魅力的な強さを響かせていた!
Naokiの尊敬するティンパニストの1人である(^_^)v

つい、最初の曲というと、軽く流した感があったりするのだが、
しっかり魅力を出していたのは、オケの巧さ。そして、指揮者の素晴らしさだろう。

そして大曲
《交響曲第7番ハ長調「レニングラード」op.60》ショスタコーヴィチ
モーツァルトが、生誕250年なら、ショスタコーヴィチも、生誕100年
ロシアを代表する作曲家であるショスタコーヴィチが、
ドイツ軍がロシアに侵攻して、レニングラード攻防戦となり、
その国防と愛国の念で作曲した曲なのである。
「戦争」「回想」「祖国の広野」「勝利」の4楽章からなる標題音楽である。
「戦争」では、ボレロのパロディのように、スネアがずっと同じリズムで
足音のように、迫ってくる様子を表現し、
不安定な戦下の様子を映し出している。
「回想」では、平和な想い出を歌う叙情的な場面として捉え、
「祖国の広野」では、生きる喜び・自然への賛歌で、フルートの主題は、
鳥の声を表現していた。
「勝利」戦争の激化、そして、勝利への祈り
凄まじい戦闘の銃声・爆裂音と、犠牲者へのサラバンドが交差し、
やがて来るべき勝利への盛り上がりが、全オケによって表現されて、
素晴らしい迫力で、終結する。。。

レニングラードに生まれ育った、キタエンコが、全交響曲をCD化したという
ショスタコーヴィチのこの「レニングラード」に寄せる思いが、
十分に感じ取れた内容だった!
又、それを素晴らしい技術と感性で答えた、京響の巧さも際立ったものだった。

この演奏の中で、Naokiのスネアは、スネアが1台又1台と増えて行き、
盛り上げていくところを担当。
Naokiのスネアが始まるところは、とてもイイ感じにそして無理が無く音が深まり、
なかなかの出来だったと思う(*^_^*)
まぁ、数千人の聴衆の中で、ここを注意して聴いたのは、私くらいだろうが(^^;)

70分にも及ぶ大曲だったが、大いに満足のいくものだった。
kyokyo-hatunori.jpg

2006年05月07日


連日、打楽器メインの演奏会!
しかし、今日はあのマリンビスト種谷睦子先生のコンサート♪
そして今日は、Naokiもシンバルで1曲乗り。
またまた、その上に尊敬する読響の首席ティンパニストの菅原先生も共演と来たら
盛り上がらない訳がない!

雨の中、会場は長蛇の列!
今さらながら、種谷先生の人気のスゴさが伺える。
さぁ、会場は満席。
そして。。。種谷先生登場!
素敵☆
60は過ぎてらっしゃるし、こう言うのも何だけど、美人と言う訳でもない。。。
・・・が、美しい!!!
背筋がピンと伸びて、デコルテを惜しげもなく見せた
サテンのココア色のドレスの先生は、本当に輝いていた!
あぁ。。。先生にこんなドレス創って差し上げたいなぁ~☆
私の忘れかけてた、デザイン意欲まで呼び起こさせたほどだった(^^;)

そして、お話し。
マリンバの名匠、水野三郎先生との出会い。
米寿になられる先生もお迎えして、水野マリンバの素晴らしさ
水野先生のマリンバ製作の心意気のような物を伺い、
又、種谷先生の為に、製作された世界で唯一のチェロマリンバ
の魅力を探るお話し。

さて、お待ちかねマリンバの演奏は、
《ディヴェルティメントニ長調K.136》モーツァルト
初めは、マリンバの四重奏
モーツァルトの、繊細なメロディを、優しくそして心地よく演奏

《シャコンヌ》J.S.バッハ
先生のマリンバ独奏
先生のマリンバは、艶やかで迫力があって、本当に魅力的☆

《木霊(こだま)》権代敦彦
いよいよチェロマリンバ二重奏
種谷先生と菅原先生で1台のチェロマリンバを演奏。
小学・中学と、度々二重奏されて来ただけあって、
息もピッタリ!
迫力があって、音楽を語るような種谷先生のメインパート
前に出過ぎず、それでいてしっかり深い音で支える菅原先生
現代曲が、これまで魅力的なのは、この方達でしか聞かせられないのでは!?
とさえ思った。
勿論、下の共鳴パイプまで木製のチェロマリンバの柔らかぁ~い音色が、
癒しの空間を作ってくれた事は言うまでもない!

休憩を挟み、マリンバ20台、トランペット、打楽器32奏者による
《タンホイザー大行進曲》ワーグナー
Naokiは、シンバルで出演。
会場のパイプオルガンの前(舞台より1段高い場所)に
シンバル・スネア・トランペットが並び、
トランペットのソロから始まった。
Naokiのすぐ下には読響のティンパニスト菅原さんが。。。
圧巻!
この一言で片づけたくないのだが、この言葉が1番似合う言葉だろう。
聴いていて、ワクワク楽しくなって来るようなマリンバや打楽器の魅力
Naokiのシンバルも、ほどよく響き、菅原先生のティンパニーは、
やはり深く響き、年輪による味なのだろうか、見事だった!

《G線上のアリア》J.S.バッハ
ヴァイオリンの曲として有名なこの曲
マリンバ大合奏でも、魅力を失わず

《チェロマリンバのためのバラード》一柳 慧
チェロマリンバの魅力を存分にと、種谷先生が一柳先生に委嘱された楽曲

《リロイ・アンダーソン・メドレー》菅原 淳編曲
マリンバ四重奏で、楽しい小品のメドレー


《ツィゴイネルワイゼン》サラサーテ
ヴァイオリンの名曲として有名なこの曲。
言うまでもなく、超絶技技を要するこの曲を、
どのようにして、マリンバで表現できる物なのだろうか!?
ただ単に、音の羅列をリズムに合わせて叩いていくだけでは、
この感動は、そしてこの完成された演奏は、ないのであろう!
ただただ、種谷先生の偉大さを改めて知らされた!

Naokiにとって、これだけの演奏家にご教授頂いたり、
今回ご一緒させて頂いたのは、本当に素晴らしい経験だったと思う。
プライドはお持ちでも、決して奢る事が無く、日々練習を怠らない先生。
そして、何よりも人の心を解する温かい方。
どうかこの精神を、自分の物にして欲しいと願うChrisだった。。。
mizuno-marimba.jpg
 

2006年05月06日


毎年、新入生の初めてのお披露目となる打楽器フェスティバル。
今回のゲストは満を持して、あのBlastで、
想像を絶するバチさばきを見せて下さった直(ナオキ)さん
そして、カホーンなる楽器を弾きこなして魅力的な仙道さんだった。
毎回、素晴らしいゲストではあるが、今回は、打楽器命の少年少女にとって、
夢のようなゲストだったと思う。
なので、5日のお昼・6日のお昼・夜の3回公演。
凄い事になりそうなので、案外空きそうな最後の夜の公演に来るようにと、
Naokiからの申し出。
早ばやと、1時間以上も前に到着!
結局、先頭に並んで(^^;)恥ずかしながら、最前列をキープした。

まず、芸大生達による演奏
《ジャパニーズ・オーバーチェアー》N.ロサウロ
次に、洛南附属中学のアンサンブル
《セレブレーション アンド コラール》デポンテ
洛南は、付属の中学があるが、彼らは高校に上がる時はⅢ類
つまり特進クラスに入る。
つまり、素晴らしく、おつむのイイ中学生なのだが、
なんと、アンサンブルコンテスト全国大会で金賞を、この曲で勝ち取ったそうな!
指導は、I先生。
中学の吹奏楽部の指導をされてきて、今年からは、
あの宮本先生が勇退された
洛南高校吹奏楽部を指導されているのである。
さて、前置きが長くなったが、なかなか!である(@_@)
中学生という事で、細かい事を言ったら、それなりにあるが、
なかなか魅力のある、観客を引きつける演奏になっていた。

《ドラミング》ライヒ
相愛大学のメンバーによる演奏
ボンゴ・マリンバ・グロッケンをそれぞれ3台ずつを、9名によって演奏する
1つのリズムパターンにより構成され、少しずつのアレンジを加えながら、
リズムの繰り返しを楽しむ曲。
そーとー長い間、同じリズムをキープしたり、それに掛け合うように
違うリズムを乗せたりして、なかなかの難曲。
しっかり練習の後が伺えたイイ仕上がりだった。

そして、仙道さおりさんが、カホーンと共に登場!
木やプラスティックの四角柱の上にクッションが乗って、
どう見ても、補助のスツールにしか見えないこの楽器!
仙道さんが手で叩き、足で蹴ると、素晴らしい音が!?
足の踵で位置を調節して叩くと、音程も表現できる!
会場が狭くても、多くの楽器を持って来なくてもイイという利点。
仙道さんの、音楽性にも魅了され、感激しきりだった!

休憩を挟んで、いよいよNaoki
《後宮よりの逃走》序曲 モーツァルト
どどどっと、マリンバや鍵盤楽器、いろんなパーカッションが並び、
中央にはNaokiがティンパニー。総勢25名による演奏
若々しいモーツァルト初期の作品を、明るくパーカッション向きにアレンジして演奏。
Naokiのティンパニーもなかなかイイ音を聴かせてくれた♪

お待たせ~石川直さん登場!
スネアドラムの妙技!
音も、絶技技も、かっこ良さも、満点!!!
これだけのレベルの方が、本番少し前、舞台袖で練習をしてらしたとか!
やはりおごりの無い、真摯な態度が、完璧な演奏に繋がるんだと
改めて納得。
あっという間に時間が過ぎて、もう終わり?時の過ぎるのの速い事(-_-;)

《ジャズ組曲ⅡよりⅠ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅱ》ショスタコーヴィッチ
やはり、24名の大編成に、仙道さん、石川さんも加わって、盛り上がった。

《ラプソディー》外山雄三
出演者全員が舞台狭しと大合奏のいつものラスト曲。
うちわ太鼓や、色んな打楽器が大活躍。
お祭りのイメージ有りの懐かしいメロディも。。。
もちろんゲストの2人も、一緒に!

楽しい演奏会だった。
だれそれの、あの打楽器に感動したとかは、無かったかも知れないが、
カホーンと言う楽器の魅力を知ったこと、直さんのひたむきな姿を知っただけでも、
来た甲斐があった!

Naokiが帰って来て。。。
『直さんに、サインしてもらった?』
『いやぁ~。いっぱい並んでて、サインしてもらうのが申し訳ない気がして、
やめといたわ。。。』
『・・・。』
ま、確かに、出演者だけでも、百名以上。
気持ちのわかったNaokiを褒めるべきなのかも(*^_^*)


 
06-dagakki-fes.jpg
 


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