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2006年06月03日


藤田嗣治展が京都国立近代美術館で開催されて数日目
美術館展示が終わった後、夕方から美術館のホワイエで、
京芸によるコンサートが開催された!

京都東山の平安神宮の大鳥居の前に近代的な美術館。
なぜかこちらは初めてだった!
藤田嗣治の作品は、何となく洒落てて、
もしNaokiのコンサートが無くても行きたかった作品展。
コンサートが始まる2時間ほど前に行き、上の階の美術館に。。。

おお!
やはり、始まったばかり、
そして色んなメディアでコマーシャルしていたのもあってか凄い人!(@_@)
閉館時間までは1時間あまり。。。(>_<)
しっかり味わって、それでもチョイと慌てて(^^;)見て回った。。。

本当に素晴らしかった!!!
人物画。それも婦人画の多い藤田。
パリで彼の乳白色の肌色がその当時大変な話題になった。と言うのもうなずける

ただおしゃれぇ~なパリの香り一杯の絵ばかりでなく、
幾度と無く対面した大戦を、共に生きた彼の戦争作品は、
大きなキャンバスに、その悲惨さを見事に描き出し、迫ってくる物があった!

又、何度も結婚した彼だが、子供はいなかった。
そんな彼の描く、一風変わったそれでいて憎めない子供の絵。
その絵の愛らしさ。色合いの魅力。
本当に填ってしまったChrisだった。

さて、そうこうする内に、閉館となり、1階のホワイエに向かうと、
もう人人人(*_*)
えっ!うそ!
ここまで観客の方が多いとは!?
どうも美術館の会員席が半分位。
当然、平らなところに、椅子だけ置いたスペースでは、後の方は全く見えず(T_T)
サイドの立ち見の場所をゲット!


今日の演奏は、《パリ》がテーマ。
モーツァルト《ディベルティメント ニ長調》
弦楽四重奏にコントラバスを入れたモーツァルトらしい有名な曲
美術館に弦の響きはよく似合う♪

プーランク
《六重奏曲 フルート、オーボエ、クラリネット、バスーン、ホルンとピアノのための》
パリに生まれ、フランス六人組のプーランクの室内楽。
やはりゆったりパリを味あう

ミヨー《マリンバ・ヴィブラフォーンと管弦楽のための協奏曲》
さて、オーケストラを控えて、我が打鍵のKさん登場!
夏の定演のソロをオーディションで勝ち取った彼女(^_^)v
今回は、ティンパニーをNaokiが担当
七月の定演の曲なので、オケとしてはまだ仕上がってないのであるが、
それでも、なかなか素敵な楽曲で、
なんと言ってもマリンバと、ヴィブラフォーン二台を巧みに操り、
もう完璧と言っていいほどの仕上がりを見せていたKさんの演奏に、
魅入られてしまった!
図らずも、初演となった!

Naokiのティンパニーも、イイ音で共演(*^_^*)
本番の定演には、ブラームスで乗るため、この曲はティンパニーはしないのだが、
魅力のある曲なので、この時のみのティンパニーも、楽しめた!

モーツァルト《交響曲第31番 ニ長調[パリ]》
『みんながパリを愛してた!』と副題がつけられた
コンサートの最後を飾るのは、モーツァルトのパリ!
パリの観客を意識しての作曲
それを伺わせる素敵な旋律。
この会場で、ゲネプロ(リハーサル)も出来ない状況であったが、
ソコソコの魅力のあるものに仕上がっていたと思った。

まだ明るかった外の景色は、ネオンに照らされた京の風情に変わり、
ほんわか、芸術のおいしさを堪能した気分の1日だった。
kyo-bi-fujita.jpg
 
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