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2005年12月09日


実は、『もう行かないでおこうかなぁ~。東京の演奏会で聴いたローマがメインだし。』
と、全く不謹慎な私だった。
しかし、やはり、行ける演奏会は、出来る限り行こうかと、
コンサートホールへ向かった。

身内が多いのかもしれないが、いつもながら満席に近い観客。
さて、今回Naokiが、唯一ティンパニーを務める
ミサ ハ長調 《戴冠ミサ》:モーツァルト
から始まった。
冬の定演には、合唱曲が選ばれる。
クリスマス気分も、冬のしっとりとしたこの季節にも、声楽はとても馴染むのである。
そんな中で、このモーツァルトのミサ曲は、とても荘厳で、魅力的である。
ソプラノ・アルト・テノール・バスが程よく絡んで、
中々聴き応えがあった。
Naokiのティンパニーは、ソフトな中にも、モーツァルトの旋律を盛り立て、
Naoki曰く、演奏をしていても、癒される魅力があった。

そして休憩を挟み、
《ローマの噴水》:レスピーギ
今回も、指揮はレスピーギを得意とされる秋山和義先生
しかし、オケは、K芸メンバーのみ。
東京の時は、桐朋と半々だったが、オールスターキャスト!とでも言おうか、
層が厚い感がした。
前回と、期間的には、半月ほどしか経っておらず、
大して変わりは無いだろうと言う私の浅墓な考えは、
すぐに打ち消されたしまった!
全然、音が違う!?人数?会場?いや、それだけでは無い。
噴水のイメージそのままにキラキラ光る水までも表現するかのような
音の流れ。。。
もう、レスピーギの世界にのめりこんでしまった。。。

そして、いよいよ
《ローマの松》:レスピーギ
会場をいっぱい使って、パイプオルガンの横には、
トランペット・トロンボーンが並び、
いよいよレスピーギのローマは盛り上がる!
もう、この感激は、久々である。
体がジーンとして、音楽の中に身をおく私がいる。
Naokiのシンバルも、明らかに東京の時のそれとは違う!
ああ。。。この音を皆さんにもお聴かせしたかった!
そして、恐るべし、K芸の底力。。。

最後には、威風堂々のアンコールこそ無かったが、
ブラボーコールの中、音楽で心いっぱい満たされた夜になった。
本当に来て良かった。。。
唯一心残りは、ローマのNaokiのティンパニーが聴けなかった事。
しかし、これも、きっといつか聴ける事を期待して、
それまで楽しみを取っておこう♪と思ったChrisだった。
 
20051209.jpg
 
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