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2004年12月05日


暑いほどの12月初旬。
久々の大阪城ホールに、初体験の1万人の第九に出かけていった!

今回は、Naokiの先輩が出演とあって、
チケットが素直に取れたのも良かった。
いつもは、どうしようかと悩んでいるうちに完売になってしまう。。。

大阪城公園の駅を降りて、会場までの道のり。
なんと、3グループものストリートライブが!?
観客もそれぞれいて、音量も相当な物。
何より、玄人はだしの巧さで、いつメジャーデビューしてもおかしくないほどだった!

会場は見えてるのに、ぐるりと回りを歩かされてやっと入り口に。。。
会場が広いと、なかなか大変である。
さて、中に入ると、ほぼ中央にステージそのバックに、男声
そして、正面右がアルト。左がソプラノ。
観客のスペースは、会場の1/4といったところか?
さすが、演奏者が断然多いことになる(^_-)

まだ、ステージが始まる前に、佐渡さん登場!!!
手渡された楽譜を見て、∮晴れたる青空漂うく~もよ♪
のフレーズのレッスン(^_-)
ここの場面では、皆さんもご一緒に(^^)/ということなのだ。
コーラスは嫌いではないChris
俄然、カタカナひらがな交じりの歌詞を歌おうと挑戦♪
そして、同じく手渡された、ペンライト。
こちらは、最後の《蛍の光》で、皆さんで振って下さいと。ふむふむ。。。

そんな和んだ感じで前説が終わり、
改めて、佐渡さんが、大拍手の中登場☆
なんと1曲目は、あのR高でも馴染みのある
《オリンピックファンファーレ》J.Williams
否が応でも、気分が高まる♪

小倉さんの司会で、今回のゲスト、チェロの名手
ミッシャ・マイスキーさん登場!
無伴奏チェロ組曲 第3番~プレリュード/J.S.バッハ
組曲「動物の謝肉祭」より“白鳥” /サン=サーンス
チェロ協奏曲第1番ハ長調 第3楽章 /J.ハイドン 
と、1台のチェロから、こんな色んな音が出るのかと思えるほどの
素晴らしい演奏に夢見心地になる。
佐渡さんが、是非呼びたかったゲストだったそうな。。。
又、特筆しなければならないのが、賛助出演の方々☆
ウィーンフィル。ウィーン交響楽団。から、
ヴァイオリン・チェロ・クラリネット・トランペット・ティンパニーの方々
1人で、音を全て出してるほどの迫力、音の艶。
こんなに遠くで、そして音が伝わりにくいとてつもなく広いスペース
であるのにもかかわらず、ビンビンと伝わってきた!
ユースオケとは言うものの、院生(Naokiの先輩も)や、関西のプロのオケの方々も入っていたりするのだ。
最初はまだ、堅さ的な物があったが、この頃になると、
納得させる巧さがあった!

そして、もう2人のゲスト。。。
オリンピックイヤーであった今年。
関西の金メダリストとして、
3連覇の柔道の野村さんと、マラソンで堂々金メダル野口さん。
色んなお話しを聞きながら、左右2台の大型モニターに、
あのアテネの感動画面が映し出される!
バックには、ホルストの《ジュピター》が。。。
もう、感動で、画面が涙で曇ってしまった!
「自分に自信がなければ出来ない」と言った
野口さんの素敵な言葉も、魅力的だった!

いよいよ第2部は、第九
あの有名なフレーズは、ほんの一部分。
ベートーベンは、最後の合唱に至るまで、
素晴らしい曲を書いている。
そんな激しくも綺麗な旋律に酔いながら、
合唱の少し前に、一万人が一斉に立ち上がる!
もうこれだけで、圧倒された。
そしていよいよ一万人の大合唱!
会場全体が、歌の響きで空気さえも揺れて、
私達観客の体に、ビンビンと響いてくる!!!
なんだろうこの感動は!?
汗びっしょりになりながら一心不乱に指揮をする佐渡さんのタクトで、
この会場の全てが一つになっている☆
さぁ、佐渡さんが、観客席を振り返った!
観客も立ち上がり全員の大合唱!!!
残念ながら、ドイツ語は暗くて見えなかったが、
ララララァ~でもイイと言われたように、
一緒に唱った。。。

終わる頃には、感動の涙が。。。
本当に自然に溢れてきた。
何度も何度もの拍手。。。拍手。。。
この日、この時間のために、何日間も足を運び頑張ってきた一万人の方々の生活までも感じれた一時。
年を追う事に、練習は、緻密により素晴らしい物を目指して特訓してきているのだと、
Naokiからも聞いていた。
実際、最初出だしの所は、正直、ほんの少しのリズムのずれが感じられた。
考えてみればもっともの事である。
一万人が同じリズムで唱うことなど、無理といった方が正しいと思う。
それが、無理で無くなってしまったのだから、やはり佐渡さんは凄い!
そして、一万人の方々の努力も感服する!

そんな中。静かに、ペンライトの光と共に、《蛍の光》で、
今年を労った。。。。

入ったときは、明るかったのに、外に出ると、
夜空にライトアップされた美しい大阪城が、迎えてくれた。

いつかきっと、Naokiも、そして私もこの演奏者の方になりたいと思った。

参考サイト
http://mbs.jp/daiku/2004/
TBS系12/23(祝・木)PM3:55~放映
 
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