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2004年11月23日


ベルリンフィルのメンバー17名による、わかりやっす~い曲のコンサートに、秋晴れのなか出かけていった!

1時頃には着いたのに、既にチケット交換のところには列が。。。
直ぐに1時半になり、開場。
・・・がしかし、まだリハーサル中ということで座席には座れず、
ケーキセットを立席で頂いて待つ事、十数分。
やっと、席に着いた!
S席なのだが、なんせお得な半額席。
2階の2列目だった。。。まぁ、音がイイからイイッか(^^;)
ただし、気を付けの状態の背もたれ。。。
これも、音楽が始まってなるほどと納得!
ゆ~~~ったり、リクライニングする暇はなかった(^_^)v

しかし、司会らしき人もなく、プログラムもない!?
それなのに、メンバーは拍手と共に舞台に!
おもむろに、口を開いたのは。。。
ホルンのメンバーの方!
なんと、流暢とは言い難いが、
一生懸命譜面台に書いてあるであろう日本語を、読みながら、
『今日、ここにおいでのお客様は、趣味が宜しい!』と、
とても楽しく始まった(^O^)

リルケ:ベルリンの風
ビゼー:《カルメン》メドレー
と、なじみ深い曲が続き、

『次の曲は、《私の唇にあなたは熱いキスをした》です。』
『しかし、唱ってくれるウラ・ベーレンスさんが、そう言うかどうかは、ここでは試せません^^;』と、トークは、ウィットに富んで楽しませてくれる。
レハール:私の唇にあなたは熱いキスをした(ジュディッタより)
ドイツ語で唱うソプラノは、もうそれだけで、
ドイツの香りを感じさせてくれた!

コフマン:スウィンギング・シェパード・ブルース
ヨハン・シュトラウス:《こうもり》序曲
チャップリン:ライムライト
ワイル:《三文オペラ》よりメッキー・メッサー
ビリクホルツ:クライネ・ナハトムジーク
ウィットに富んだ司会と、完璧なそれぞれの楽器のソロも入りつつ、
次々もう夢見心地の曲は続く。。。

『次の曲は、大作曲家のバッハと、もう一人の作曲家の合作です。
その人は。。。音楽事典には載っていません。
しかし。。。ドイツの電話帳には載っています。』
バッハ・ビルクホルツ(←バイオリン奏者):2台のヴァイオリンのための協奏曲
バイオリンのメンバーが2名中央に出てきて、バッハの曲を、おもしろおかしく、
2人で掛け合いながら、演奏していく!
演技も見物(^_-)

そして、いよいよ稲本響君登場!!!
ピアノの譜面をおいたりする部分の蓋が外され、
初めて見るグランドピアノの姿!?
稲本響:ニューヨーク・シャワーメドレー
稲本響:《海の上のピアニスト》より、中身のないディキシー
ピアノの蓋を外した部分に右手をおいたり、中にある砂袋のような物を動かしたりして、ジャズっぽい枯れた音のピアノ。。。
とても小気味良い☆
ミュートされたピアノのようだ。。。
ニューヨーカーになった気分(^_-)
そして、圧巻《海の上のピアニスト》
もう、感動!
激しくもあり、話しかけるような情感もあり、
それをベルリンフィルの完璧な音が、盛り立ててくれる。。。
ジーーーンと来た1曲だった!

そして休憩。
『あ~~~よかった!お客様がいらっしゃって。
帰ってはしまわないかと心配してました
お客様は神様です!』
と、またもや、楽しい司会から後半。。。
ベートーベン・ビルクホルツ(←彼のアレンジ):運命
これも、楽しめる運命(^_-)
聴かせどころはちゃんと押さえつつ、楽しませてくれた♪

アーレン:《オズの魔法使い》より虹の彼方に
今度は英語で、透き通るソプラノ

ラテンナンバー:クマーナ
ロシア民謡:黒い瞳
ブラームス:ハンガリー舞曲1番5番
本格的なオケの曲は、1/5位の人数なのに、なんて素敵なんでしょう!
個人のレベルが高いと言うことは、こういう事とだと、激しく実感!

ドイツの愛唱歌は、ウラ・ベーレンスが、ポップスっぽく聴かせてくれた。
シュルツェ:リリー・マルレーン

オッフェンバック:フランスメドレー
ケンプフェルト・シュトルヒ:
ダンケシェーン~アウフ・ヴィーダーゼーン~ベルリンの風

まるで、世界旅行でもしたかのような素敵な演奏だった!
そしてどれもが、軽妙なおしゃべりと、完成された音楽による物。。。
何度もの大きな拍手に、舞台の裏に位置する観客に360度笑顔で挨拶されて、
とても好感が持てた方達だった。

そして、アンコールは。。。
ぬ、ぬあ~~~んと、楽しい音楽に合わせて、司会の方が、
大阪の地下鉄の駅を、早口(日本人の私達でさえ言えないほどの早口^^;)で、熱唱!
本当に最後まで楽しませることを忘れなかった(^_^)v

あのベルリンフィルからすれば、《お・ま・け》の要素の演奏会だったが、
グリコのオマケのように、どうかすると、
オマケの方が楽しかったかも知れないと思ったChrisだった(*^_^*)

こんな楽しい気分で外に出ると、まだ明るい。。。
『まだやってるから。。。』って思ってると、見逃しちゃうから。
と、心斎橋に(^^)/
本当に何年ぶりだろう?
ハンズも出来てる、あ、隣はGapだ!
地下の《クリスタ長堀》なんて言う最大級の地下街が出来ちゃってる!?
でもお目当ては。。。
《佐伯祐三展》
前にも、美術館に観に行った、1番好きな画家といってもイイほどの画家である。
やはり、素晴らしい!
迫力のある、スピード感のある色のタッチ、フランスの何となくアンニュイな色遣い。
素晴らしい時期を生き急いだ画家である為か、物悲しさも絵に投影されている。

この前は、グッズを買うのを忘れたので、
今回はきっちり色々好きな絵を私の手元に置くことにした。。。

文化の香りの充実した1日だった☆



 
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