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2003年11月18日


爽やかな秋晴れの中、K芸へ、私の足は急いだ!

打楽器専攻だけのアンサンブルコンサートが催された。
1回のNaokiは、最初の曲のみ。
これに遅れては、全く意味がないので、早々とお出掛けである。

ゆ~ったりした気分で開演。
《ク・カ・イリモク》クリストファー・ローズ
Naokiの小気味良い音色のソロからリズムが始まった!
ハワイ神話の山と海の神々に捧げられた
戦闘における勝利の祈りのイメージの曲である。
色んな打楽器を4名の奏者によって演奏され、
力強いハワイの打楽器の表現を感じさせるものであった!
最初の曲と言うことで、少し堅くなったNaokiだったが、
何とか無事に終了。そこそこで出来映えでは♪

次に、
《机の音楽》テリー・デ・メイ
舞台に、3台の机が並んで配置され、その前に3名がすわり、
手・指・腕を駆使して音楽を創っていく。
ある時はユニゾン。ある時は伝えられるように。
音のみでなく、3名の表情豊かに、パントマイムのようでもある。

そして本格的な7名によるアンサンブル
《組曲~ソロ・ティンパニと打楽器アンサンブルの為の~》小長谷宗一
これぞ、打楽器を彷彿させる組曲。
打楽器というと、音程が無いように感じられるのだが、
ティンパニは、張りを加減することで、音程をだす楽器である。
そのティンパニをメインに据え、色んな打楽器がまわりを囲んで盛り上げる。
こんな曲にも、Naokiに乗って欲しかったなぁ~と、欲張りな望み。

なんと次は、マリンバ4台を、上から見ると、菱形のように舞台に配置しての曲
《スクエアダンス~4台のマリンバのための~》吉岡孝悦
初めてのマリンバ登場で、やはり華やかな気分♪
なんと、4名が次々となりのマリンバに移っていきながら演奏!
ある時は、1台に2名になり、3名になり。。。
こんな楽しいマリンバは、初めてだった。

最後は、3・4回・院生による
《黒い典礼》荻久保和明
柔らかい響きから、激しく響く鼓動まで、さすが!と思わせる楽曲だった。
ティンパニ以外は、コンガやボンゴの民族楽器的な音で構成され、
それぞれの掛け合いや、ユニゾンの素晴らしさは、なかなかのものであった。

そして、拍手の中、アンコールに
《見上げてごらん、夜の星を》を、全員で!
マリンバの音色が美しく、
激しいだけじゃない打楽器アンサンブルは終わった。

このレベルに達すると、私のような素人では、
細かい16分音符以上の違いは分からないし、
又、リズムは出来て当たり前なのだと思う。
こうなってくると、後は音色だなぁ~と、痛感した!
やはり、同じ楽器で、同じように叩いていても、
小気味いい音、リズムしか感じられない音はあるもので、
ひいてはそれが個性となるのだろう。
Naokiにも是非、
味のある自分だけの音を追求してもらいたいと思ったChrisだった。
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