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2003年10月18日

 


昨日の、特番見られた方いらっしゃるだろうか?フジ子ヘミングの。。。
不覚にも(笑)ついつい最後まで、ティッシュ片手に、見てしまった!

よかった!!!
私は、この手の長時間番組。面倒だから、あんまり見ないことにしている。
が、今日は時間もあったのと、やはり、激動のピアニストの話は、とても興味をそそられたので、TVの前に。

しかし、観てよかった!菅☆美穂。彼女は素晴らしい!演技があれだけ巧いと思わなかった。留学して、ドイツ語も英語も流暢に話すシーンなど、計り知れない実力と努力を、垣間見れた。
勿論、そんな技術面だけでなく、北野武が主役として抜擢しただけの事はあると、感動した!今、若手の女優では、ダントツではないだろうか!?

あの大女優。十朱☆代もぶっ飛ぶくらいよかったのである。

又、現存して活躍している、フジ子ヘミングの、それはそれは怒濤の半生も、音楽を目指す子の母としては、辛く、衝撃的なものであった。


ピアニストの母が、ピアニストにするべくフジ子を厳しく教育し、
それに答えるだけの才能を持ったフジ子。
ところが、少女時代に、片耳は聞こえなくなってしまう。
しかし、残った片耳の聴力と、並はずれた努力と才能で、
ピアニストとしての名声を築くが、仕事がないという不条理に悩む。

スウェーデン人の父とは、早くに離婚で分かれたため、国籍を無くしてしまい、
それでも、赤十字の難民として、ドイツに活路を見いだそうと留学する。
が、学生らの嫉みと、仕事がない事からの貧困で、折角つかんだリサイタルという晴れ舞台に、音が全く聞こえなくなった耳で演奏し、失敗に終わってしまう。

もう、死しかないのではと感じたフジ子であったが、
ピアノを弾くことが、自分の使命と感じ、名声を求めようとせず、
ピアニストとはなんであるか?ピアノを弾くこと自体が、フジ子の喜びであったことを知る。
それを、心から喜び、感じてくれる人が、一人でもいたなら、フジ子はその人だけのためにでも、弾こうと決心するのである。

そうして、アルバイトをして生活を建て直し、道を見つけたフジ子に、
甘い言葉をいっさい掛けなかったが、心からフジ子の才能を信じ愛してきた母の死が知らされる。
そうして、母の思いを成し遂げようと来た日本で、フジ子のピアニストの才能が、
やっと認められ、花開いたのである!

最後に、現実の舞台で演奏するフジ子ヘミングの、ラ・カンパネラが流れ、
そのピアノの素晴らしさが、又一段と物語を盛り上げて、涙で画面が曇ってしまった

どんなに才能があるピアニストでも、運命の女神が微笑まないと、
悲劇のヒロインになってしまう。。。
音楽の道の難しさを改めて認識したが、私も音楽を目指す子の母として、
出来る限りの応援を!と思った作品だった。
 
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