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いくら暑くても、夏休みは、とうに終わった学校がほとんど。
所が、京芸では、この演奏旅行が最後の夏休みの行事となる。

今回は、和歌山県に
9回公演18校の皆さんにオーケストラを聴いてもらった!

そして、最後のご奉仕!?は京都の上桂。
京芸のすぐ近くのウェスティで、入場料無料のコンサート
地元の方とか、身内関係もいたのか?
なかなかの盛況ぶり(^_^)v

有志を募ってなので、全員参加ではないが、60名ほどのオケで、
勿論、こういった行事は好きな方のNaokiさん!
院生なのに、混じって参加。。。

ロッシーニ《「ウィリアム・テル」序曲よりスイス独立軍の行進》
まずは、勢いよく幕開け!

そして、楽器紹介に移った。
弦楽器・木管楽器・金管楽器・・・
それぞれの個性を出して、音色を聴かせる
チューバでは、マリオの音楽に、赤ちゃんの笑い声も(*^_^*)
そして、いつでも最後は、打楽器
これがな~んと、新人の男子!
やってくれちゃいました。。。
『アチョ~ッ!』
吊ってあるトライアングルめがけて、ブルース・リーばりに!
音楽は、勿論、『怒りの鉄拳』
大うけ(^O^)

そして、つかみはOK!
ビゼー《「カルメン」第1組曲より》
耳慣れた曲が続く

ヴェルディ《「椿姫」より乾杯の唄》
今回は、声楽からも参加♪
素敵な声を響かせてくれた

スッペ《「騎兵隊」序曲》
ノリノリの曲で楽しく

シュトラウス《ラデツキー行進曲》
この曲では、指揮者体験コーナー☆
会場では志願者が大人子供関係なく多数あがる!
それで、2名のちびっ子が選ばれて、指揮を増井教授に習う。
やりやすい曲だったのが良かったのかも!?
幼稚園の僕も、しっかり指揮を務めた(^_^)v
2人とも大満足で終了!

ワーグナー《「ニュールンベルグのマイスタージンガー」より前奏曲》
最後は、割と本格的なオケを披露して、
お決まりのアンコールは、やはり元気いっぱいの曲で終了した(*^_^*)

2・3回生メインの演奏。
プロオケのような緻密さや、感動は無かったかも知れないが、
学生らしく元気で楽しい演奏に、
『音楽の広報担当!』の役目はしっかり果たせていたと思う♪
何よりも、観客の皆さんがホールを出てこられたら、
生徒達が、ズラーと並んで、お見送り(*^_^*)
とっても身近で、ステージの上から見ているような隔たりは無くって、
みんなの笑顔が嬉しかった!

こんな演奏会も、いいなぁ~~~~☆
 
ensou-ryokou1.jpg
 

 
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2007年09月16日


本当に、いつまで続くこの暑さ。。。
そんな残暑厳しい1日。
大阪のイシハラホールで、関係者のみのコンサートに出かけていった。

今回、あの読売日本交響楽団から呼んで頂き、
Naokiがティンパニや打楽器を担当させてもらえることになったのだ!

読売関係の家族の方々を招待してのコンサート。
HPにも、チケットぴあにも、全く載っていない(*_*)
しかし、指揮は読響「正指揮者」になられた下野竜也さん。
メンバーは小編成ではあるが、読響のメンバーがほとんど。。。

そう、よく考えたら、プロオケではNaokiにとってティンパニは、初!となるのだ

菅原先生と言う国宝級?のティンパニストがいらした読響
種谷先生のマリンバコンサートで、ご一緒させて頂いたことはあるが、
もう、天空の人のような存在なのだ。
今回は、この菅原先生が定年となられ、
新たに主席ティンパニストに成られた岡田さん達とご一緒させて頂く。

ビビルな!と言う方が無理なのかも知れない。。。
しかし折角与えてもらえた素晴らしい機会。
何とか満足に実力の出せるものにしたかったNaokiである。

さて、会場は、300名も入れるかどうかの小さなホール
どちらかというと、室内楽向きである。
そんな会場は、可愛いお子様を連れた家族の方で一杯(*^_^*)
とっても明るく楽しいムードでコンサートは始まった。

チャイコフスキー《「エフギニー・オネーギン」よりポロネーズ》
ビゼーのカルメンに刺激されて作曲された歌劇曲
華やかに演奏の幕開けにもってこいの曲。
最初の音を聴いて、『おお!』と、音の響きの凄さに驚いた。
一昨夜、Naokiが大阪での読響の定演を聴きに行ってきて、
『もう、全然違うわ!』と感嘆の声を上げていた読響の音。
メンバーの規模も、会場の広さも、緊張感も違うだろうけど、
メンバー1人1人のレベルの高さはうかがえた。
Naokiは、ティンパニ担当。
少し、解け合ってない感は感じられたが、
まぁ、Naokiらしいイイ音は聴けた気がした。

早川正昭《「日本の四季」より秋》
日本らしい秋の曲をアレンジで聞かせたもの。

《フライパン協奏曲》読響と競演
そろそろ退屈してきたお子様向けに、
読響のメンバーとフライパンを叩いて一緒に演奏というコーナー
可愛いお子様達が、一生懸命リズムに合わせて(それでも少し遅れて^^;)叩く様子は、
会場が一体となり楽しい空間に。。。
ここでもNaokiはティンパニで活躍。

シベリウス《「カレリア組曲」より行進曲》
これも楽しい行進曲。
若いメンバーが多いと感じる読響のメンバーだが、
その音楽に甘さはない。
しっかりとした魅力あるサウンドで、楽しい演奏を聴かせてくれた。
Naokiのティンパニも、何とか出来てると感じた。

前半で、Naokiのティンパニは終わり、
後半は、主席ティンパニストの岡田さんに替わり、
Naokiは、タンバリンや大太鼓担当に

ベートーベン《交響曲第5番「運命」より》
こちらは、指揮者に挑戦のコーナー!
下野さんの素敵なトークに子供達が指揮台に上がり、ふらつく手で指揮棒を振る
ダダダダ~~~ン。。。。。となってから、次に進まなかったり、
読響メンバーが早く出過ぎたり、ご愛敬(^_-)
最後に、下野さんから、賞状を頂いて満足のちびっ子達(*^_^*)

ジョン・ウィリアムス《E・Tのテーマ》
お馴染みのこの曲。
夢見る心地で流れるようなイイ気分
主席ティンパニストのティンパニは、さすが1枚も2枚も↑
しっくり全体の音楽に馴染んで、安心して楽しめる音楽になっていた。
(ま。。。当たり前なんですが^^;)
Naokiの打楽器は、これと言ったミスもなく、何とかクリアー♪

《ディズニーメドレー》
楽しい曲が続く。

《浜辺の唄》合唱
会場の観客も一緒に大合唱♪

ヴェルディ《アイーダの凱旋行進曲》
最後は、サッカーでお馴染みのこの曲
あくまで楽しく明るく盛り上がった演奏で終了!

トランペットもトロンボーンもレベルが違う!
やはり、在京オケのレベルたるや、本当にスゴイ!
定演とかではなく、ボランティアに近いこのコンサートででも、
巧さは光っていた。。。

そんな素敵な気分で帰路についたChrisだったが、
さて、Naokiはというと。。。

何と、思いも寄らぬアクシデント(*_*)
ティンパニを大阪のアーティストに借りた訳なのだが、
そのティンパニが、想像していたものと違う物が来てしまったのだ。
それも、音の状態が悪い物が。。。
音程とかは、ある程度は調整出来るのだが、
それが出来ないレベルのものだったらしく、
時間もなく焦ってしまったらしい。
又、イスやチュ-ニングする機械とかも、やっと本番に間に合ったと言うドタバタ
万全を期して、演奏のみに集中するつもりが、音程が気になって、
満足のいく演奏が出来ないでいたそうだった。

会場自体が狭く、大音量の読響がやるには響きすぎた感のある状況。
ファミリーコンサートという性格上、楽しむことが主眼にあり、
観客側としては、そんなに言うほど悪くは感じなかったのだが、
上手く聴かせたい!と言う気負いもあったか、
一杯一杯になってしまったNaokiであった。。。

確かに、自分が満足する物を出せなかったのは、本当に辛く悔しいことなのだが、
これも1つの経験値。
こんなアクシデントもある!という事を、知ったことだけでも
Naokiの経験値は上がった!!!となるのでは無いだろうか?
まだまだ、経験の浅いNaoki。
オケでのティンパニの経験を積むことは、中々トラの仕事としては、無い。
院生になったので、大学での定演にも載らない。
何とかして、オケでのティンパニを出来るだけ経験して、大きくなって欲しいChrisだった。
 
yomikyo-famicon.jpg
 

この前、大フィル。それも、大植さんで盛り上がったばかりなので、
今回の定演は、外人さんの指揮。外人さんのソリスト。
リッチなようで、あまり気乗りのしなかったChrisだったが、
ローマの祭だし。。。
って言うことで、出かけていった。。。

ところがドッコイ!
これがナカナカのコンサートだった(^_^)v
まずは楽曲の面白さ。。。

アダムス《歌劇「中国のニクソン」より“主席は踊る”》
題名からしても、まだつい最近のような現代曲(私がいささか古いのだが^^;)
そう、あのニクソン訪中の時、色んな思惑で、毛沢東夫妻が、
アメリカの古いジャズを踊ってみせる!
と言う奇抜でもあるコンセプトで作曲された曲。
現代曲らしい、いささかコケティッシュな味付けに
難解と言うよりも楽しい想いで聴けた曲だった。

又、指揮者のラモン・ガンバという方
紅潮した顔、一杯の笑顔で、エネルギッシュな指揮振り♪
とっても好感の持てるイイ人物と言った感じだった。

コープランド《クラリネット協奏曲》
(コープランドが、ベニー・グッドマンに捧げたと言う曲)
これ又、金髪長身の魅力的なクラリネットソリスト登場!
マーティン・フロスト
ナカナカどうして、カッコイイだけのスウェーデンの若者ではなかった!
音楽を自分の中で消化して、体の振りもまじえてのクラリネットの演奏は、
どちらかというと、おとなしいイメージのあったクラリネットという楽器に
無限の可能性まで呼び起こしてくれた!
トロンボーンばりの低音を聞かせてくれたかと思うと、
ピッコロのような高音の旋律を奏で、
それが考えられない速さで交差して演奏されたのには驚いた!
まるで、コーラスのように聞こえたのである!

この驚きは、観客全員の拍手となり、何度も何度ものカーテンコールに、
アンコール曲に選んだのが、彼の作曲で
マーティン・フロスト《カデンツァ》
その曲の最初の所では、
ベニー・グッドマンばりのジャズっぽい音色を聴かせてくれて、
その後は、もう超絶技技!
アンコールには勿体ないほど。。。。

それなのに、又もやの拍手で、もう1曲アンコール曲を演奏
グノー《アヴェ・マリア》
これが又、小じゃれた演出!
低音の伴奏となる旋律を吹きながら舞台中央に
それに、大フィルのヴァイオリンや、チェロがメロディを重ねていく。。。
ず~~~と、彼は伴奏をクラリネットで続ける。
よく考えたら、息継ぎをしないで?
本当に、満足のソリストだった!
日本ではさほどメジャーではないが、
きっと人気の出る逸材と感じた!
ちなみに、こちらで、演奏が聴けます(^_^)v
http://jp.youtube.com/watch?v=17DKJziXppQ

そうして、すっかりイイ気分で
ブリテン《ソワレ・ミュージック》を聴いた。
ブリテンという作曲家はこの前の《戦争レクイエム》で知ったが、
イイ意味で現代曲っぽく無いのが、私向き(^^;)
今回の曲は、ロッシーニを意識してバレエ音楽に仕立てたもの。
シロフォンの演奏が、ナカナカ光っていて、小気味いい演奏だった。

最後は、
レスピーギ《ローマの松》
ここに大フィルあり!とでも言いたくなりそうな、
楽しく派手な大フィルにピッタリの曲!
ガンバの指揮も、大フィルとの相乗効果で生きる!
こういう曲をやらせると、大フィルは本当に水を得た魚状態!
打楽器陣も総勢10名!!!
元気で職人技が魅力的(^_-)

明るく、元気をもらって夜の大阪を後にした。。。


 
daifil-411.jpg
 

 

2007年09月07日


こういった催しは、数年行なわれていたが、
ナカナカ入場券をget!するのが難しくて、見れないでいた。
無料で、銀行やら、スタバ。カフェ、ショールーム、デパートetc.etc.
のミニリサイタルや、時間は短いけどその分お安い、本格的な交響曲まで!
1週間の間、大阪を大フィルがジャック!?する(^_-)

しかし、こんなにもお値打ちで、盛り上がることは請け合いのコンサート。
今年こそは!で、選りすぐりのシンフォニーホールでの
《悲愴》をNaokiと観に行った
Naokiは練習があるので、別行動。
私は早速と、カフェでの大植さんピアニストを見に?聴きに出かけたのだが、
やはり。。。大植人気で、会場を見ることも出来ず、入り口でアウト(T_T)

もう仕方なく、大植うちわをもらい、夜のコンサートまで、
阪急にて時間を潰す。。。。


そして、いよいよ開幕!

今回は、大植さんは指揮のみにあらず!?
ピアニスト大植で、
モーツァルト《ピアノ協奏曲 第21番 第2楽章》
中央に配置されたピアノに向かい、大きな振りで優しい音色の
モーツァルトだった。
少し、ゆっくり目?だったことも有ってか、いささか夢心地に。。(^^;)
あま~い音色は、ピアニストとしての魅力はちょっと期待過剰だったかも。。。
やはり、マエストロは、指揮棒が1番お似合い(^_^)v
でも、こんな演出も、こんな企画なら許せるぅ~~♪

そして、普通の定演では有り得ない大植さんの《悲愴》の楽曲としての説明。
第1ヴァイオリンの旋律と、第2ヴァイオリンの旋律。
それぞれが相交わらないような旋律が、1度に演奏されると、
謎解きのように、メロディヤスな旋律が浮かんでくる!と実演も踏まえて説明され、
『他にも、ネタ!があるのだけど、あまり明かすと面白くないので。。。(^_-)』
という事で、演奏が始まった。。。

チャイコフスキー《交響曲第6番『悲愴』》
さすが、大フィル!らしいダイナミックで魅力的な演奏。。。
メロディアスなところも、迫力のあるティンパニで盛り上がるところも、
グイグイ演奏に引き入れていく!
曲名は知ってはいたが、これまでティンパニが活躍する楽曲とは!(@_@)
中谷先生の魅力全開の叩きッぷり(^_^)v
明るく激しく盛り上がるだけ盛り上がって、バーーン!と終わった!
拍手が鳴る。

・・・が、『エッ?』
Naokiは、薄ら笑い。。。
指揮が止ったままの大植さんも、心ではニタッ!だったかも。。。

そして、これは3楽章の終わり。

少し間があって、最終楽章の『悲愴』本題に進んだ。
これも、いわゆるネタ?だったかも(^^;)
『そうよねぇ~《悲愴》と言うテーマで、こんなに明るく終わっていいはず無いモンね』
つい拍手をしてしまった照れ隠しのChrisである(^^;)

最終楽章は、あくまで悲愴感ただよい、暗く、静かに終わった。。。
大植さんの指揮は止ったまま、微動だにしない。
・・・まだ、止ったまま。。。
観客は、拍手をする時を、今か今かと待っている。

待ちきれなくなった観客の少数は、拍手をしてしまう。。。
『ヨッシャ、ヨッシャ、よおやった!』
いらち(あわてんぼの大阪弁)の大阪人らしいところ(^O^)
それでも、暫く指揮は止ったまま。。。
そして、大植さんの納得する曲の終わりとなり、
満席の会場から大きな大きな温か~い拍手が!!!

ここ大阪で、これだけしっかり根付いた大植人気!
大フィルを、心から尊敬し、愛す彼。
大フィルを創り上げて、天寿を全うされた朝比奈 隆さんの
どちらかと言えば、重厚なイメージの大フィルを、
ここまで大植人気で引っ張ってきたのは、本当にすばらしい!
としか言いようのない事である。

これからも、大阪らしい、魅力一杯の大フィルに期待するChrisだった。。。
osaka-classic.jpg
 

ブリテンという、私は聞き慣れない現代作曲家による《戦争レクイエム》
と言う曲を、いずみシンフォニエッタのメンバーとしてやる。
って聞いた時、『ぁ。又、訳の分からん現代曲かぁ~』
今回はパスかな?って思ったChrisだったのだが、
ドンと届いた凄い厚さのスコアだったり、
コーラスが、大阪と、イギリス2団体。計3団体。
それに、テノール・バリトン・ソプラノのソリスト。
オケも当然、いずみシンフォニエッタという小編成のオケと、
大阪フィルの大編成のオケ。
計5団体。350名にも及ぶ壮大な曲!
出し物はこれ1本で、休憩無し!

そして、CDで聴いたら、これが又スッゴクイイ!
これは何がなんでも行かなきゃ!って思ったのが、遅かった。。。
既に全て完売。
最後の砦で、Naokiに聞いてもらって、やっとB席をget!
こんな経験またとないから、ウキウキ出かけていった。。。

会場は、コーラス関係の方々が多いのだろう。
熱気ムンムン!
指定席と引き替えて、時間まで待っていようと外に出ると、
可愛いブロンドの男の子達10名ほど。
『うん!この子達がトリニティ少年合唱団の子達だな!』
ホンのちょっと、大阪の待ちを見学していた。

そういてるうちに開場。
この前のフェスティバルホール。
これだけの出場者となると、ここになるのだろう。

ちょっと、配置を軽く説明
後方に、ハダスフィールド合唱協会のメンバー
その前に、大阪シンフォニック クヮイア
向かって左手3/4の扇型が大フィル
右手1/4が、いずみシンフォニエッタ
ソプラノのソリストは、向かって左。大阪シンフォニック クヮイアの前
テノール・バリトンのソリストは、向かって右舞台最前列
そして、忘れていけないのは、トリニティ少年合唱団
彼らは、2階席(客席)左に、オルガン・指揮の方と位置した。

雰囲気が掴めて、さぁ、どんな曲なのか!
《戦争レクイエム》と言う曲は、ベンジャミン・ブリテンが、
戦争の犠牲者に対する追悼・戦争の悲哀そして、平和に切に望む心を
盛り込んで創った曲なのである。

第2次世界大戦のまっただ中、イギリスへの大空襲・空爆により、
聖ミカエル教会のコヴェントリー大聖堂が、
壁のみを残す、無惨な姿になってしまった。
そう、日本の広島のドームのように。。。

その姿を留めたまま、新しく作られた大聖堂の献堂式での
平和を願っての曲として、ブリテンに委嘱されて、創られたのである。

彼は、その曲のソリストを、大戦の交戦国であるイギリス(テノール)ドイツ(バリトン)ソ連(ソプラノ)から呼び寄せた。
結局、ソ連は、出国を認めなかったので、代役となったが・・・。

テノールは、イギリス軍兵士
バリトンはドイツ軍兵士とし、
戦争で亡くなったオーエンの詩を引用し、
小編成のオケ(いずみシンフォニエッタ)の演奏で歌い、

ソプラノと大編成のコーラス(大フィルの演奏)で、レクイエムを歌い上げ、
少年コーラスは、天の声・天使の声として歌われる。

さて、指揮は湯浅卓雄
もの悲しい響きは、一貫としてあるのだが、大合唱による迫力。
色んな打楽器を駆使した説得力のある演奏。
大フィルの巧さ・それにも引けを取らないシンフォニエッタの巧みさ
心の奥深くズシンズシンと響いてくる。
天使の歌声はあくまで澄み渡り、心が洗われる面持ち。。。
ソリストは、イギリス人のマーティン・ヒルのテノールは勿論の事
ソプラノ岡崎他加子。バリトン井原秀人も、
素晴しく、朗々と、そして切々と歌い上げる!

本当にレベルの高い演奏。合唱。
この広さ大きさを包み込んでしまうような迫力に、
平和を願うブリテンの心の奥までも感じ取れた気持ちだった。。。

これほどの迫力は、当分無いだろう。。。
こんな素敵な曲をもっと色んな所で演奏してもらいたいと、
切に思ったChrisだった。


恐らく1番の若輩者のNaokiが、これだけのレベルに押しつぶされることなく、
演奏しきったことは、又1歩。歩を進めたのだと、誉めてやりたい!



 
war-requiem.jpg
 

 


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